妖奇
【復刻版】
【解題】
石川 巧(立教大学教授)
【解説】
浜田 雄介(成蹊大学教授)
【推薦】
芦辺 拓(推理作家)
山前 譲(推理小説研究家)
体裁/B5判、上製、総約7,000頁
揃定価/378,000円(+税)
刊行年月/2016年11月〜2019年5月
本の内容
★第四回配本刊行!
戦後の欲望は妖しげな貌をしている。
エロは犯罪や暴力と近接する衝動であると同時に抵抗の倫理であった。
混沌の時代を駆けぬけた稀少なミステリ雑誌、ついに復刻。
1947(昭和22)年7月に創刊された「妖奇」は戦前の佳作を発掘して再掲載するとともに、新人や覆面作家をも積極的に登用する。ビジュアル面にも力を注ぎ、気鋭の画家たちによる挿画は多くの読者を蠱惑魅了した。
エロとミステリの親密な関係を軸に、敗戦後のうちひしがれた人々を欲情させた本誌は、身体をめぐる時代のドラマツルギーを解明する貴重な素材となるだろう。
【主要執筆者】
井上友一郎/宇桂三郎/海野十三/江戸川乱歩/大下宇陀児/岡田三郎/岡本綺堂/尾久木弾歩/小栗虫太郎/香住春作/角田喜久雄/木々高太郎/北林透馬/邦枝完二/黒沼健/甲賀三郎/小酒井不木/サトウハチロー/寒川光太郎/柴田錬三郎/島本春雄/城昌幸/高木彬光/東郷青児/徳川夢声/徳田秋声/野村胡堂/土師清二/長谷川伸/林房雄/華村タマ子/浜田紅児/久生十蘭/北条誠/本田喜久夫/丸木砂土/水谷準/三角寛/南川清/村上元三/森田草平/山本禾太郎/夢野久作/横溝正史/渡辺啓助
配本概要
刊行年月 | 巻数(収録号) | ISBN | 価格 | |
第1回配本 | 2016年11月 | 第1巻〜第3巻 (第1巻第1号〜第2巻第13号収録) | 978-4-908147-70-8 | 54,000円(+税) |
第2回配本 | 2017年6月 | 第4巻〜第6巻 (第3巻第1号〜第3巻第13号収録) | 978-4-908147-74-6 | 54,000円(+税) |
第3回配本 | 2017年12月 | 第7巻〜第10巻 (第4巻第1号〜第4巻第12号収録) +別冊(解題・総目次・執筆者索引) | 978-4-908147-78-4 | 72,000円(+税) |
第4回配本 | 2018年5月 | 第11巻〜第14巻 (第5巻第1号〜第5巻第12号収録) | 978-4-908147-84-5 | 72,000円(+税) |
第5回配本 | 2018年12月 | 第15巻〜第18巻 (第6巻第1号〜第6巻第10号収録) | 978-4-908147-89-0 | 72,000円(+税) |
第6回配本 | 2019年5月 | 第19巻〜第21巻 (第6巻第11号〜第7巻第4号収録) | 978-4-908147-94-4 | 54,000円(+税) |