龍谷叢書35

仏教国際ネットワークの源流
海外宣教会(1888年〜1893年)の光と影

【著】
中西 直樹(龍谷大学教授)
吉永 進一(舞鶴工業高等専門学校)

体裁/A5判、上製、232頁
揃定価/3,000円(+税)
ISBN/978-4-908147-38-8
刊行年月/2015年6月

本の内容

日本仏教の周辺に短期間出現した国際ネットワークは、一方では真宗内部の民衆的な仏教運動のエネルギーと、他方では欧米の仏教シンパたちの日本仏教への過剰ともいえる思い込みと関与によって構築された。そのネットワークは短期間であったとはいえ、近代の仏教思想に大きな影響をもたらした。本論集は、それを運動と思想、日本ローカルと海外の側から分析してみようという、複眼的なアプローチの試みである。(序章より)