2回配本

緑紅叢書 【復刻版】

全53冊・別冊1
田中緑紅著・京を語る会発行〈1957年~1972年〉

【解説】 
小林丈広(同志社大学教授)
村上忠喜(京都産業大学教授)

【回想】
田中喜代(田中緑紅の娘)

【推薦】
小松和彦(国際日本文化研究センター所長)
倉石忠彦(國學院大學名誉教授)
菊池暁 (京都大学人文科学研究所助教)

体裁/B6判、並製、総約3,500頁、各巻平均65頁、表紙カラー
揃定価/81,000円(+税)*1冊ずつの分売不可。配本ごとの販売になります。
刊行年月/2018年10月〜2019年6月
別冊/解題・回想

本の内容

本書は現在ではすでに調査困難となった、明治初期や中期頃の伝承と写真をふんだんに収めた作品集である。
碩学の徒が、平易な言葉で語りかけた1,300余の今昔の逸話━
収載された約570葉の写真と260枚の図版の魅力━
京都の歳時記として、また生活文化事典として活用されたい。

【収録誌名一覧】
No.   誌名
第1輯 町町の伝説 その一
第2輯 京社寺俗称
第3輯 祇園会余聞
第4輯 京の送火 大文字
第5輯 京の怪談
第6輯 京の町名のいわれ
第7輯 京の京の大仏っあん
第8輯 師走の京都
第9輯 京のお宮めぐり その一
第10輯 京の話あれこれ その一
第11輯 知恩院物語 上
第12輯 知恩院物語 下
第13輯 若葉の京都
第14輯 亡くなった京の廓 上
第15輯 京 祇園会の話
第16輯 京のお地蔵さん 上
第17輯 亡くなった京の廓 下
第18輯 秋の奇祭
第19輯 千両の辻 西陣を語る 第一話
第20輯 忠臣蔵名所
第21輯 京都の七不思議 上
第22輯 如月の京都
第23輯 新京極今昔話 その一
第24輯 船岡山のほとり 西陣を語る 第二話
第25輯 京のお盆と盆踊り
第26輯 六斉念仏と六斉踊
第27輯 高瀬川 上
第28輯 高瀬川 下
第29輯 京のお正月 松の内
第30輯 京の話あれこれ その二
第31輯 円山公園 上
第32輯 円山公園 下
第33輯 祇園祭 ねりもの 上
第34輯 祇園祭 ねりもの 下
第35輯 京の名水
第36輯 聚楽城 西陣を語る 第三話
第37輯 一月の京都 古代遊戯 双六の話
第38輯 祇園さん 祇園町界隈
第39輯 京の地名
第40輯 伏見人形の話
第41輯 新京極今昔話 その二
第42輯 新京極今昔話 その三
第43輯 春の京 三・四月京の行事
第44輯 京の舞踊
第45輯 京のお宮めぐり その二
第46輯 京の三名橋 上 三条大橋
第47輯 京の七不思議 下
第48輯 京の三名橋 中 四条大橋
第49輯 京の三名橋 下 五条大橋
第50輯 京のお地蔵さん 下
第51輯 京の火事物語
第52輯 京の夏暦 六・七月の京の行事 京の墳墓
第53輯 祇園祭秘話


【田中緑紅略歴】
明治24年1月12日~昭和44年4月22日
大正-昭和時代の郷土史家。本名は田中俊次。父親は医師で社会事業家として知られる田中泰輔。
緑紅は医学の道に進まず、明石国助とともに郷土史、民俗学を研究した。大正6年、郷土趣味社を創立し、雑誌「郷土趣味」を発行。戦後は「京を語る会」を発足し、ここを活動拠点として無料の講演活動等を行い、一連の著作物を「緑紅叢書」として刊行した。この風変わりな名士は、与謝野晶子、吉井勇など多くの文壇人と交友を結び、また、京都の市民から「リョッコウサン」と親しまれ愛された。

配本概要

刊行年月巻数(収録号)ISBN価格
第1回配本2018年10月第1輯〜第26輯978-4-908976-72-839,000円+税
第2回配本2019年6月第27輯〜第53輯
別冊1
978-4-908976-99-542,000円+税