希望〈エスポワール〉 【復刻版】

全3巻・別巻1
エスポワール社 刊〈1948年〜1955年〉

【解説】
高良 留美子
【推薦】
岩橋 邦枝(作家)
鳥羽 耕史(早稲田大学文学学術院教授)
成田 龍一(日本女子大学教授)
渡邊 澄子(大東文化大学名誉教授)

体裁/A5判、上製、総1,780頁
ISBN/978-4-906943-04-3
揃定価/96,000円(+税)
刊行年月/2012年12月

本の内容

【エスポワール】 とは?
原爆を意識的契機として広島で生まれた文化総合雑誌。前衛芸術への接近、保守勢力への抵抗、戦後フェミニズムの萌芽…戦後思想史・サークル運動史を解明する稀少な資料を復刻!

*エスポワール[L’espoir] 
 そのかみ、ギリシャの神々より人間に遣わされた女、パンドラが、その手函をあやまって開き、すべての幸福、喜悦を逃し、或は、すべての苦悩、悪疫をはびこらせ、狼狽して両手を覆った時、辛うじてその底に残っていた唯ひとつのもの。フランスの現代作家、アンドレ・マルロオが、ファッショとの戦、スペイン戦線の塹壕の中から叫んだ言葉。(創刊のことばより)