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ポトナム叢書 第五四一篇
歌集 ふりかえる
全1巻
◉著者 秋村明彦
◉体裁 四六判・並製・224頁
◉定価 本体1,500円+税
ISBNN978-4-86691-774-0
◉刊行 2024年7月
●著者紹介
秋村明彦(あきむら あきひこ)
一九六四年滋賀県生まれ。本名・外村彰(とのむらあきら)。広島市在住。安田女子大学文学部日本文学科教授。ポトナム短歌会会員。著書に、
『念ふ鳥 詩人 高祖保』
『岡本かの子 短歌と小説―主我と没我と―』
『犀星文学 女ひとの形象』
『多喜さん漫筆 詩人井上多喜三郎のこと』ほか。
編著に『第三次『椎の木』復刻版』全十一巻別冊一(三人社)ほか。
三人社からの近刊書に『短歌研究 復刻版』全百四十二冊・別冊一(監修)がある。
本の内容
日本近代文学研究者(外村彰)の顔を持つ作者の、約二十年にわたる短歌創作から精選された歌集。
個人の内面に映発する浪漫的風景を叙した「おりふしの内映を」、また昔日ながら「あいするものたちを」、リアリズムを旨として曲折を経た人生を通時的に回顧する「日々の感慨を」、それぞれ「ふりかえる」歌々が総計一〇六五首。
伝統的な定型は遵守しながらも、多岐にわたったイメージが明滅し、読者はおのずと自らの生活感情と呼応する
感受性を見出すだろう。
約束のこわれし先に空青く誰にも会わぬ階を踏む