第3回刊行しました!
3回配本

近代真宗「女性教化」資料集成 【編集復刻版】

全10巻

【編者】
岩田真美(龍谷大学文学部准教授)
中西直樹(龍谷大学文学部教授)

体裁/A5判、並製、総2,562頁
揃定価/60,000円(+税)
刊行年月/2020年10月~2022年9月

本の内容

近代真宗の女性教化は、明治20年代にキリスト教の活動に刺激を受けてはじまった。前近代にも、女人講、坊守講、最勝講などの女性信者の講社は存在したが、近代に新たに組織された婦人会では、雑誌の創刊、女学校・講習会の開催等を通じて、女性への啓蒙活動に従事するようになった。さらに日清・日露戦争に際して、仏教婦人会の活動は、慰問袋の送付や、出征家族の慰問などの戦争支援事業を通じて盛んとなり、大正期には、慈善活動などの社会的取り組みも活発化した。昭和初年には、女性公民権運動の高まり受けて、本願寺派・大谷派では女性僧侶制度も実現した。太平洋戦争下、婦人会の活動は一層のひろがりを見せ、本願寺派では、全国に2千を超える婦人会が組織され、会員28万名あまりに達した。大谷派でも、婦人会支部・支場・分場が総計1千7百近くを数え、会員も20万名あまりとなった。両派の仏教婦人会は宗派を支える巨大組織に発展したが、関係資料は散逸し、その実態を知ることは困難な状況にある。
本資料集では、特に大きな組織力・教化力を発揮した本願寺派と大谷派の婦人会組織・女性教化に関して、その主要な資料を収録した。

【収録内容】

第1巻 本願寺派関係資料 ⑴
⑴『前住明如上人御七回忌記念 婦人と慈善』(京都婦人慈善教会、 明治43年)
⑵『故本派本願寺御裏方光顔殿遺芳録』(仏教婦人会連合本部、明治44年)
⑶『観世音の如く(婦人会パンフレット第一輯)』(松原致遠、真宗文書伝道会、大正15年)
⑷『寺族婦人講座』(仏教婦人会連合本部、昭和5年)

第2巻 本願寺派関係資料 ⑵
⑸『仏教婦人会年鑑』(仏教婦人会連合本部、昭和7年)

第3巻 本願寺派関係資料 ⑶
⑹『先徳坊守訓』(緇川涀城編、仏教婦人会連合本部、昭和7年)

第4巻 本願寺派関係資料 ⑷
⑺『真宗女性と融和問題(一如会パンフレット第13輯)』(一如会、昭和8年)
⑻『仏教女子青年会開設の栞』(本派本願寺仏教婦人会連合本部、昭和9年)
⑼『婦人と保護』(本派本願寺社会部、昭和15年)
⑽『九條武子夫人と社会事業』(本派本願寺社会部、昭和15年)
⑾『皇国母性の道』(本願寺派仏教婦人会連合本部、本願寺宗務所編纂課、昭和17年)
⑿『科学といふこと(戦争生活女性叢書第2輯)』(松井元興、仏教婦人会連合本部、昭和18年)

第5巻 大谷派関係資料 ⑴
⑴『坊守のをしへ』(猪飼法量編、法藏舘、大正元年)
⑵『婦人問題(問題叢書第9編)』(大谷派本願寺寺務所内仏教学会、大正9年)         

第6巻 大谷派関係資料 ⑵
⑶『真宗大谷派婦人法話会規則』(真宗大谷派婦人法話会、大正15年)
⑷『坊守教本』(真宗大谷派宗務所教学課、昭和8年)
⑸『真宗大谷派婦人法話会要覧』(真宗大谷派婦人法話会本部、昭和9年)

第7巻 大谷派関係資料 ⑶
⑹『大蔵経に顕れたる婦人教化資料(布教資料第2輯)』(大谷派布教研究所、昭和10年)
⑺『大谷派婦人運動要項』(真宗大谷派宗務所教学課、昭和10年)

第8巻 仏教婦人文庫 ⑴
⑴『仏教と女性』(仏教婦人文庫第1編、赤沼智善、一生堂書店、昭和7年)
⑵『女性創造』(仏教婦人文庫第2編、山邊習学、一生堂書店、昭和7年)
⑶『女性群像』(仏教婦人文庫第3編、梅原真隆、一生堂書店、昭和8年)
⑷『母性の種々相』(仏教婦人文庫第4編、足利浄圓、一生堂書店、昭和8年)

第9巻 仏教婦人文庫 ⑵
⑸『働ける女性へ』(仏教婦人文庫第5編、暁烏敏、一生堂書店、昭和9年)
⑹『高層とその母』(仏教婦人文庫第6編、江部鴨村、一生堂書店、昭和9年)
⑺『心を養ふ』(仏教婦人文庫第7編、藤秀翠、一生堂、昭和11年)

第10巻 仏教婦人文庫 ⑶
⑻『法を聞く』(仏教婦人文庫第8編、豅含雄、一生堂書店、昭和11年)
⑼『人生の旅』(仏教婦人文庫第9編、林五邦、一生堂書店、昭和14年)
⑽『もののあはれ』(仏教婦人文庫第10編、岩見護、一生堂書店、昭和14年)
⑾『輝ける女性』(仏教婦人文庫第11編、浅野研真、一生堂書店、昭和15年)

配本概要

刊行年月巻数(収録号)ISBN価格
第1回配本2020年10月第1巻〜第4巻978-4-86691-266-024,000円(+税)
第2回配本2021年9月第5巻〜第7巻978-4-86691-271-418,000円(+税)
第3回配本2022年9月第8巻〜第10巻978-4-86691-275-218,000円(+税)